使ってない別荘を有効活用|貸す方法と貸別荘のメリットをご紹介

2023.12.22民泊運営・清掃

使ってない別荘を有効活用

別荘は普段の喧騒や都会から離れて、ゆったりとした自分の時間を過ごすために利用する方が多い物件です。

気軽に非日常感を味わえる一方、通常の物件と同様に固定資産税などが発生するほか、なかなか利用できない方もいらっしゃいます。

普段別荘を使用しないときは、光熱費や維持・管理費用が無駄になるため、貸別荘を運用する方が増えてきました。

本記事では、使っていない別荘を有効活用する方法として、貸別荘を運営するメリットをご紹介します。

 

使ってない別荘の活用方法

別荘を所有していると、固定資産税や都市計画税のほか、維持・管理費用が発生するためランニングコストが必要になります。

山間部や海沿いといった自然のなかにある別荘の場合、維持・管理をおこたると劣化が進行してしまいます。

虫食いや自然災害などによって劣化した別荘は、修繕費用が発生したり快適な生活を送れなかったりします。

そのため、近年では別荘を所有している方のなかには、貸別荘として経営する方がいらっしゃいます。

旅行者やノマドワーカーなどに別荘を貸し出すことで、賃料を受け取ることができます。

別荘を貸し出すことで得た賃料は、別荘のランニングコストや生活費の充当などに割り振ることが可能となります。

このように、ただ別荘を所有するだけではなく、収益物件として運用する方が近年増加傾向です。

 

貸別荘として活用する3つの経営方法

貸別荘として活用する

下記にて、貸別荘として活用する3つの経営方法をご紹介します。

 

年単位で貸す場合|賃貸経営

年単位で別荘を貸し出す際は、普通借家契約を締結するため賃貸という形式になります。

長期間入居者が利用することから、短期で貸し出すよりも安定して収益を得ることができる点が魅力です。

また、入居者自身が清掃や維持・管理を行うため、管理コストを抑えられる点もメリットといえます。

 

1ヶ月単位で貸す場合|貸別荘経営

月単位で別荘を貸し出す形式は、マンスリーマンションやウィークリーマンションと同じ形式になります。

先述した旅行者やノマドワーカーのなかには、数ヶ月間にわたって物件を借りるという方がいらっしゃるものです。

こちらの形式で別荘を貸し出す際は旅館業許可の取得が必要となるため、専門家に相談しましょう。

 

1日単位で貸す場合|民泊経営

ご家族連れの方や短期利用者を対象とした日単位での貸し出す際は、旅館業や民泊の許可が必要です。

長期契約とは異なり、小回りが利いた運営ができる点と、利用者が多くなった場合は高い収益が期待できます。

しかし、別荘地によっては民泊目的での運営が禁止されていることがある点には注意が必要です。

 

貸別荘にするメリット・デメリット

貸別荘にするメリット・デメリット

所有している別荘を貸別荘とすることで、下記のようなメリットを得ることができます。

  • 収益不動産となるため、資産が増える
  • 節税対策になる
  • 別荘の老朽化を防ぐことができる

 

第三者に貸し出すことで収益を得られるほか、相続評価額を減らせる可能性があるため、資産を増やすことができます。

また、物件は使わないことによって劣化が進行するため、第三者に利用してもらうことで劣化を防げる点もメリットといえます。

しかし、貸別荘として運営することで、下記のようなデメリットが発生する可能性がある点には注意しましょう。

  • 事業計画書を作成しなければならない
  • 薄利・赤字になる可能性がある
  • 管理業務が発生する

 

貸別荘を運営する際には行政に対して許可を得る必要があるため、事業計画書を作成しなければなりません。

審査を通過して運営したとしても、集客ができていなかった場合は薄利・赤字になってしまう可能性が考えられます。

また、収支や利用者数、物件の状態など、さまざまな管理を行わなければならないため手間が発生します。

 

おわりに

本記事では、貸別荘の運営方法やメリット・デメリットについてご説明しました。

所有している別荘は年・月・日単位で貸し出すことができますが、それぞれで得なければならない許可が異なります。

貸別荘を運営することで、資産が増える・節税対策になる・別荘の老朽化を防ぐことができるメリットを得られます。

一方、事業計画書を作成しなければならない・薄利・赤字になる可能性がある・管理業務が発生する点には注意が必要です。

利用頻度が少ない別荘をお持ちの方は、貸別荘として運営してみてはいかがでしょうか。

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大阪民泊清掃代行編集部

【民泊運営専門家】榊原 啓祐(さかきばら けいすけ)
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。

【民泊運営アドバイザー】田尻 夏樹(たじり なつき)
バチェラー3に出演。温泉ソムリエの資格を持ち、観光系インフルエンサーとしての経験から宿泊業、民泊業に参入。 地域の魅力やおすすめスポットを発見し、快適な滞在に関する情報の発信も。