民泊と民宿の違いとは?それぞれの違いやメリット・デメリットを解説
2024.03.22民泊運営・清掃普段生活している街から離れて、新たな場所に一定期間滞在すると気持ちがリフレッシュするものです。
旅行者のなかには日本人だけではなく、異国の地から訪れた訪日外国人が含まれます。
彼らが宿泊時に利用する施設のなかには民泊や民宿といったものが含まれますが、それらは何が異なるのでしょうか。
本記事では、民泊と民宿の違いについて、それぞれの違いやメリット・デメリットとあわせて解説します。
民泊とは
民泊とは、一軒家やマンション、アパートといった物件の一室や、物件そのものを貸し出す施設です。
自分が所有しているが、利用頻度が少ない家屋などを収益化できるため、近年注目が集まっています。
民宿とは
一方、民宿とは旅館業法が定めた簡易宿所に該当する施設です。
所有している物件を民宿として運営するためには、旅館業法に定められている規定をクリアしなければなりません。
旅館やホテルよりも宿泊料が抑えられているだけではなく、その土地柄が色濃く反映されている施設が多いという特徴があります。
なお、民泊を始める際には民泊新法に則らなければなりません。
民泊と民宿の違いについて
こちらでは、民泊と民宿の違いについて詳しくご説明します。
開業方法の違い
民泊を開業する際には民泊新法・旅館業法・特区民泊法のいずれかの条件を満たす必要があります。
それぞれ宿泊してもらえる日数などの条件が異なるため、自分に合った方法で開業することができます。
一方、民宿は旅館業法に則り、各都道府県知事の認可や建築基準法や消防法など、さまざまな条件を満たす必要があります。
設備投資の違い
民泊についてはベッドや浴室といった、利用者が日常生活を送るうえで問題ないような設備が求められます。
一方、民宿は旅館業法に則り、一般的な家屋や民泊よりも高性能な防災設備などが必要です。
そのため、民泊と民宿では民宿のほうが初期の設備投資に費用が掛かる傾向にあります。
オーナーの違い
民泊ではオーナーが常駐している必要がなく、利用者も望んでいないことでしょう。
しかし、民宿の場合はオーナーが常駐しており、自分で料理をふるまったりサービスを提供したりします。
どちらが良いというわけではありませんが、比較的自由に生活ができる宿泊施設は民泊になります。
民泊のメリット・デメリット
民泊は、空き家や空き部屋を利用して、比較的気軽に収益化が期待できる点がメリットといえます。
空き家は放置すると固定資産税が6倍になったり、劣化が早く進行したりします。
しかし、利用頻度が低い空き家を維持するためには、多くの時間や費用が掛かってしまうものです。
そこで、空き家を民泊として利用することで、支払うばかりだったもので収益を得ることができるようになります。
一方、民泊新法によって宿泊可能日数が定められていることから、得られる収益には限界がある点はデメリットといえます。
民宿のメリット・デメリット
民宿ではオーナーが常駐していることから、利用者とコミュニケーションが図りやすい点がメリットといえます。
コミュニケーションを図ることでお客様のニーズをくみ取りやすいほか、器物破損や盗難を防ぎやすくなります。
また、宿泊日数に制限がないことから、民泊よりも高収入を得られる可能性がある点もメリットといえます。
一方、多くの民宿は繁忙期や土日に利用する方が多いため、年中を通して休みが取りにくい点がデメリットです。
お客様が快適に利用してもらえるように、定期的に設備点検や清掃を行わなければならないため、出費がかさみます。
空き家を所有している方のなかには、初期費用を抑えて収益化を実現できる民泊の運営を検討している方がいらっしゃるでしょう。
しかし、民泊を運営すると下記のような業務が発生します。
- 設備の動作確認
- 水まわりの清掃
- 掃除機・ベッドメイキング
- 部屋全体・床掃除
- 備品チェック
- 終了報告・退室
これらをオーナーのみで行うと、多くの時間と労力を要するものです。
当社ではオーナー様の負担を減らすために、これらの業務を代行するサービスを提供しています。
長年の民泊運営で培ったノウハウを、オーナー様の所有している民泊に活かしたサービスが特徴です。
ご興味がある方は、お気軽にご相談ください。
当社サービスページ:サービスご利用の流れ
おわりに
本記事では、民泊と民宿の違いについてご説明しました。
民泊は民泊新法に則っており、民宿は旅館業法が定めた簡易宿所としての施設です。
民泊は民宿よりも少ない初期費用で運営を始められるほか、空き家対策も行うことができます。
一方、民宿は民泊とは異なり宿泊日数に制限がないことから、高い収益が期待できる違いがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、宿泊施設を運営する前にどちらの施設が向いているのかのほかに、資本金を確認しましょう。
最適な方法で宿泊施設を運営し、訪れたお客様に良い思い出を作ってもらいたいものです。
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【民泊運営専門家】榊原 啓祐(さかきばら けいすけ)
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。
【民泊運営アドバイザー】田尻 夏樹(たじり なつき)
バチェラー3に出演。温泉ソムリエの資格を持ち、観光系インフルエンサーとしての経験から宿泊業、民泊業に参入。 地域の魅力やおすすめスポットを発見し、快適な滞在に関する情報の発信も。
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