民泊を副業で始めるメリットは?デメリットやポイントも解説
2024.02.13民泊運営・清掃近年では使用していない不動産を収益化するために、民泊として運営する方が多くなりました。
民泊で生計を立てるご家庭もあれば、民泊を副業として収益を得るご家庭もあります。
副業で民泊を始めることによって得られるメリットや、注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。
本記事では、民泊を副業で始めるメリットについて、デメリットやポイントとあわせて解説します。
民泊を副業で始めるメリット
民泊を副業として始めることで、下記のようなメリットを得ることができます。
参入しやすい
民泊を始める際には特別な資格は不要であり、参考にできる情報が多く出回っているため初心者でも参入しやすいビジネスです。
必要なものは土地と建物であり、近年では民泊運営者向けのオンラインセミナーなどが行われているため、情報収集には困りません。
また、セミナーに参加することで複数の民泊経営者と情報交換ができる点もメリットといえるでしょう。
低リスクで始められる
民泊は宿泊が可能な最低限の施設があれば運営ができるため、低リスクで始められる副業といえます。
また、本業で十分に稼げている場合は民泊運営に頼らなくても生活ができるため、思い切って撤退することも可能です。
そのため、民泊運営は本業と比べると低リスクで始められて、辞められる点がメリットといえます。
副収入が得られる
民泊運営に限らず、副業を行うことで本業以外の収入を得ることができます。
副業のなかで民泊がおすすめの理由として、管理業務を外注することで手間をかけずに収入を得られることが挙げられます。
自分が労力をかけずに、本業以外の収入を得られる点は民泊運営のメリットといえるでしょう。
空き家や別荘を資産として活用できる
誰も住んでいない空き家や別荘であっても、一般の家屋と同様に固定資産税や都市計画税が発生します。
そこで、多くのオーナーは空き家や別荘を収益化するために、民泊として第三者に貸し出す副業を始めるのです。
不動産という資産を貸し出して新たな収益を得るため、一種の資産運用といえるでしょう。
運営代行や清掃会社に業務を委託できる
民泊運営を行う際、掃除や設備の点検、修理といった、さまざまな業務を行わなければなりません。
これらは運営代行や清掃会社に業務を委託することができ、オーナーはほとんど足を運ばなくても収益を得られます。
民泊運営に関する業務を外注することによって、不労所得化できる点はメリットになります。
民泊を副業で運営するデメリット
一方、民泊を副業として運営することで、下記のようなデメリットが発生する可能性がある点には注意が必要です。
初期費用が必要
民泊を運営する際、物件や消防設備、家具家電、リネンや清掃設備、行政への民泊の届出をそろえるために初期費用が必要です。
一般的には最低でも50万円から150万円が必要であり、設備を充実させると数百万から数千万円が必要になることもあります。
民泊施設には一般的な家屋よりも高性能な消防設備や防犯システムが必要であることから、これらの費用が発生するのです。
自己資本で充当しきれないときは、一部を金融機関に借り入れてから着工・運営を開始してもらいましょう。
運営コスト・フローの手間がかかる
民泊運営を行う際には予約管理やゲストとのコミュニケーション、掃除など、細かい作業が多く発生します。
特に、レジャーシーズンには多くのお客様が利用するため、そのたびに対応しなければなりません。
管理が大変なときは、運営・清掃代行に業務を依頼することで、最適な対応をしてもらうことができます。
しかし、依頼する際には外注費用が発生するため、費用対効果の観点から外注するのか、自信で行うのかを検討しましょう。
トラブルなどのリスク
民泊施設のなかには隣の家との距離が近かったり、ゴミの日を守らなかったりするゲストが宿泊することがあります。
騒音や異臭といったものは近隣同士のトラブルに発展しやすく、多くのオーナーが頭を抱える課題です。
これらが発生した場合、管理者には迅速な対応と早期解決が求められます。
平日・休日問わず、トラブルが発生したときは必ず対応しなければならない点がデメリットといえます。
副業で民泊を始める際に押さえたいポイント
下記は、副業で民泊を始める際に押さえたいポイントです。
- 入念な物件選びを行う
- 民泊新法を理解してシミュレーションする
- 自治体への届出を提出
これらを押さえて民泊を運営し、副業として収入を得て生活を豊かにしましょう。
おわりに
本記事では、民泊を副業で始めるメリットやデメリットのほか、運営時に押さえておくべきポイントをご紹介しました。
副業での民泊運営は参入のしやすさのほか、低リスクで始められる、副収入が得られる、資産として活用できるメリットがあります。
一方、初期費用が必要である、運営コスト、フローの手間がかかる、近隣とのトラブルなどのリスクが発生します。
そのため、多くのオーナーは運営・清掃代行の業者に依頼する傾向にあります。
所有している不動産を民泊として副業で運営して、副収入を獲得しましょう。
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【民泊運営専門家】榊原 啓祐(さかきばら けいすけ)
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。
【民泊運営アドバイザー】田尻 夏樹(たじり なつき)
バチェラー3に出演。温泉ソムリエの資格を持ち、観光系インフルエンサーとしての経験から宿泊業、民泊業に参入。 地域の魅力やおすすめスポットを発見し、快適な滞在に関する情報の発信も。
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