民泊にスマートロックを活用!導入するメリットや注意点をご紹介

2023.12.22民泊運営・清掃

民泊にスマートロックを活用

民泊は旅行者や外国人観光客などに対して、自分が所有している物件や部屋を貸し出して収益を得る方法です。

地域によって民泊の運営可否や条件などが異なるため、事前に自治体に確認し、近隣住民の了承を得る必要があります。

運営後、利用者を集客して収益増加を図る必要がありますが、利用者が重視するポイントとしてセキュリティが挙げられます。

本記事では、民泊のスマートロック活用について、導入するメリットや注意点とあわせてご紹介します。

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民泊でスマートロックが最適な理由

警察庁の調査によると、民泊に限らず侵入窃盗の認知件数は令和4年で36,588件といわれています。

こちらの数値は令和3年より-1.8%ダウンで、傾向としては20年連続で発生件数が低下しているのです。

そのため、近年では比較的窃盗・不法侵入といった被害が抑えられるような住宅設備が整えられているといえます。

セキュリティを向上させるための設備として、スマートフォンの操作によってドアの開閉ができるスマートロックが挙げられます。

近年では、携帯電話を所有している方のうち96.3%がスマートフォンであるという調査結果がNTTより発表されています。

これらの普及率と、カギの受け渡しが不要であることから、近年ではスマートロックを採用する民泊が多くなりました。

 

スマートロック活用で解決できること

スマートロックを活用することで、下記を解決することができます。

  • オーナー・管理会社とお客様間でカギの受け渡し作業が無くなる
  • カギの受け渡しを行うスタッフの人件費を削減できる
  • 予約からチェックアウトまでをまとめて管理することができる

 

カギの受け渡しを行う際は、指定日時にオーナーや管理会社のスタッフが現地を訪問し、お客様とカギの受け渡しを行います。

サービスを利用したあともオーナーや管理会社はカギを引き取りにいかなければならないため、作業費と交通費の両方が発生します。

また、予約やカギの引き渡し状況など、さまざまな管理をしなければならない点も課題となっています。

スマートロックを導入することで予約からチェックアウトまで、スタッフが立ち会うことなく完結することができます。

参考ページ:警察庁ホームページ「侵入窃盗の発生場所別認知件数」

参考ページ:NTTドコモ モバイル社会研究所「【モバイル】スマートフォン比率96.3%に」

 

民泊にスマートロックを導入するメリット

スマートロックを導入するメリット

こちらでは、民泊にスマートロックを導入するメリットをご紹介します。

 

チェックイン・チェックアウトの効率化

スマートロックは、暗証番号やアプリなどを用いて施錠・開錠を行います。

これまで物理的に発生していたカギの受け渡し作業が無くなるため、業務効率改善と経費削減を実現できます。

また、サービスどうしを連携することで、チェックイン・チェックアウトも自動化することが可能となります。

このように、スマートロックは施錠からチェックアウトまでを一貫で行うことができる点がメリットといえます。

 

カギの複製や紛失リスクの削減

貸主と借り主のリスクには、民泊を施錠するカギの紛失が挙げられます。

また、悪質なお客様が利用した場合、カギを複製して不法侵入が行われる可能性があります。

不法侵入が発生した場合、カギの交換や周辺の処理といった、さまざまな業務が発生します。

スマートロックの場合、カギと差し込む穴がないため、複製や紛失といったリスクを避けることができます。

 

セキュリティの強化

先述の通り、スマートロックにはカギと差し込む穴がないため、ピッキングの被害に遭う可能性を下げることができます。

築年数が古い民泊には鍵山がギザギザになっているディスクシリンダー錠やピンタンブラー錠が取り付けられています。

これらはピッキングがしやすいといったリスクがあるため、お客様が不安に感じられる可能性が高いです。

スマートロックに取り付けることで、お客様は安心して快適に過ごすことができるでしょう。

 

これらのメリットを全面的に押し出していくことで、セキュリティを完備している物件であるとアピールをすることができます。

 

スマートロックを導入する際の注意点

スマートロック導入の注意点

一方、スマートロックを導入する際には、下記のポイントに注意しましょう。

  • ドアの形状によっては取り付けられない
  • お客様のスマホの充電が切れた場合、家に入ることができない
  • 電池交換が必要

 

とはいえ、近年では技術発展により取り付けられるドアの種類が増えて、電池交換時に通知をしてくれるものが販売されています。

また、電池切れなどについてもコンビニなどでレンタル充電器が貸し出されているため、大きな問題ではないといえます。

総じて、スマートロックを取り付けることに関してはリスクやデメリットよりもメリットが大きいといえるでしょう。

 

おわりに

本記事では、民泊でスマートロックを導入する理由についてご説明しました。

スマートロックはスマートフォンでカギの施錠・開錠をするもので、近年導入する民泊が増加傾向です。

受け渡し作業の改善や人件費の削減、予約からチェックアウトまで一貫して管理をすることができます。

これから民泊を始める・多くのお客様を集客したい方は、スマートロックを導入してみてはいかがでしょうか。

 

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大阪民泊清掃代行編集部

【民泊運営専門家】榊原 啓祐(さかきばら けいすけ)
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。

【民泊運営アドバイザー】田尻 夏樹(たじり なつき)
バチェラー3に出演。温泉ソムリエの資格を持ち、観光系インフルエンサーとしての経験から宿泊業、民泊業に参入。 地域の魅力やおすすめスポットを発見し、快適な滞在に関する情報の発信も。