民泊の苦情やトラブル対策について|事前にできることや対処法を解説

2023.12.22トラブル

民泊の苦情やトラブル

近年では低価格で旅行をする方やノマドワーカー、訪日外国人などの増加により、民泊を利用する方が多くなりました。

使っていない家や部屋がある場合、収益化するために自分も民泊をしようと考える方は多くいらっしゃるでしょう。

しかし、民泊を運営する際には近隣住民とのトラブルも考えておかなければなりません。

本記事では、民泊の苦情やトラブル対策について、事前にできることや対処法とあわせて解説します。

 

民泊で起こる苦情・トラブルとは

民泊を運営すると、下記のようなトラブルが発生することがあります。

 

騒音トラブル

先述の通り、民泊の利用者は旅行者やノマドワーカー、訪日外国人などさまざまです。

地元や国を離れた場所に宿泊する際は気分が高まってしまい、ついつい深夜まで騒いでしまうことがあります。

その音が近隣住民の耳に届いてしまい、宿泊者や物件の所有者と騒音トラブルに発展してしまいます。

 

破損・汚損トラブル

利用者のなかには窓や壁を破損してしまったり、壁紙を汚してしまったりする方がいらっしゃいます。

契約書内に破損・お損があった場合の責任の所在を記載していても、利用者と所有者でトラブルになってしまうことがあります。

特に、禁煙室にも関わらず喫煙された場合、ヤニのニオイや汚れのほか、火災に発展する可能性が高くなるものです。

 

備品等の盗難トラブル

宿泊施設内には照明や食器だけではなく、インテリアとして花や絵画を飾っているところがあります。

なかには高額で売却できるものがあり、それらは利用者に盗まれてしまう可能性が高いです。

また、ホテルのアメニティと勘違いして、ついつい持って帰ってしまった場合も窃盗になる可能性があります。

 

民泊の苦情・トラブルを防ぐため事前にできる準備や対策とは

民泊の苦情・トラブルを防ぐ

こちらでは、民泊の苦情・トラブルを防ぐため事前にできる準備や対策をご紹介します。

 

管理代行業者に依頼する

ほとんどのトラブルは、物件を管理したことがない所有者が管理を行うことによって発生します。

管理代行業者は民泊運営のプロであるため、マニュアルなどでトラブルの防ぎ方や事後対策を熟知しています。

また、業者に依頼することで24時間対応してもらえることから、所有者は自分の時間を確保することができます。

 

近隣住民に対して十分に説明を行う

民泊を運営する際、近隣住民を対象として事前説明会を行うことが義務付けられています。

説明会日時に近隣住民が参加できない場合、紙面をはじめとしてさまざまな伝え方で民泊運営の理解を得なければなりません。

説明会時には不足がないように、十分に準備をしてから資料を作成・印刷する必要があります。

 

徹底した防音対策

クレームのなかで特に多いのが、利用者が発する話し声や生活音といった騒音になります。

民泊を運営する際、対象となる物件に防音設備を設置したり、騒音探知センサーを導入したりするといった対策をとりましょう。

騒音は自分では気付きにくいものであるため、近年では騒音探知センサーを導入する物件が多くなりました。

 

ゴミの不法投棄をなくす

近隣住民だけではなく、周辺環境に大きな影響を与える要素のなかにはごみの不法投棄が含まれます。

特に、訪日外国人は日本のローカルルールに関する理解が乏しいため、トラブルになりやすいものです。

ゴミの不法投棄対策には、利用者へのルール提示の徹底と防犯カメラの設置が有効です。

 

ハウスルールの作成

ハウスルールとは、家具や家電などの使い方をまとめたものです。

また、盗難や破損といった悪質なルール違反があった場合は罰則を設けたり、弁償をしてもらったりすることもルールに含まれます。

日本語だけではなく、英語や中国語といった外国語で作成することも対策となります。

 

苦情やトラブルが起きた場合の対応について

苦情やトラブルが起きた場合

このように、近隣住民や環境で発生するトラブルを防ぐには、さまざまな方法が含まれます。

しかし、どれだけ対策を講じても苦情やトラブルに発展することがあります。

近隣住民から苦情やトラブルが寄せられた際は、下記を実施しましょう。

  • 真摯に話を聞く
  • 話を聞いたうえで、具体的な対策を講じる
  • 講じた対策を近隣住民に周知する
  • 講じた対策を実践する
  • 改善が見られない利用者を強制的に退去させる(事前にルール化が必要)

 

重要なことは、まずは怒っている近隣住民の話に耳を傾けることです。

近隣住民は話を聞いてもらうことではなく、解決することを望んでいるため、急いで対策を講じる必要があります。

その後、何をどのように対策するのかを説明して、そのトラブルを解消します。

しかし、これらを行うには24時間体制での管理が求められるため、難しいと感じる方は多いことでしょう。

そのため、民泊運営を検討している方は代行業者に依頼することをおすすめします。

当社では清掃業務だけではなく、民泊運営を代行するプランをご用意しています。

これから民泊を運営したいと考えている方は、お気軽にご相談ください。

当社ホームページ:料金プラン

 

おわりに

本記事では、民泊運営時に発生する近隣トラブルの原因と対策についてご説明しました。

近隣住民との間では騒音や破損・汚損、備品等の盗難といった、さまざまなトラブルが発生します。

近隣住民に対して十分に説明を行う、徹底した防音対策、ゴミの不法投棄をなくす、ハウスルールの作成をすることが有効な対策です。

民泊を運営したいけど管理が難しそうという方は、運営代行業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。

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大阪民泊清掃代行編集部

【民泊運営専門家】榊原 啓祐(さかきばら けいすけ)
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。

【民泊運営アドバイザー】田尻 夏樹(たじり なつき)
バチェラー3に出演。温泉ソムリエの資格を持ち、観光系インフルエンサーとしての経験から宿泊業、民泊業に参入。 地域の魅力やおすすめスポットを発見し、快適な滞在に関する情報の発信も。