民泊運営のプロが教える!必須アメニティとゲストが喜ぶアイテム
2024.10.02民泊運営・清掃高い人気を獲得している民泊の多くは、ロケーションだけではなくゲストの安全性と快適性を追求しているものです。
さまざまな設備や備品のなかでも、特に人気を左右する要素のひとつとして、アメニティが挙げられます。
ゲストに好まれるような、付加価値を持ったアメニティを設置しておくことで、顧客満足度を高められるでしょう。
本記事では、民泊に必須のアメニティとゲストに喜ばれるアイテムをご紹介します。
民泊で必ず用意したいアメニティ
下記は、民泊を運営する際に必ず用意しておくべきアメニティです。
リビング
リビングはゲストが使う頻度が高く、複数名で利用している場合は食事などを楽しむ場所です。
多くのゲストが集まることから、下記のものを用意しておくことをおすすめします。
- 家電や民泊の利用マニュアル
- ティッシュ
- テレビ
- Wi-Fi
- スリッパ など
マニュアルについては訪日外国人も理解ができるように、日本語だけではなく英語、中国語など海外の言語も記載しておきましょう。
民泊に訪れる外国人にも、運営するエリアによって特徴がありますので、ご自身の運営予定エリアの調査をしっかり行い、ターゲットにあった言語で用意しましょう。
キッチン
ゲストのなかには滞在中ずっと外食をする人もいれば、料理を楽しむような人もいます。
また、軽食のためにお湯を沸かしたり、汚れたものを軽く洗い流したりする際に、キッチンを利用します。
キッチンを利用するゲストのことを考えると、下記のアメニティを用意しておくと良いでしょう。
- ゴミ袋
- ゴミ箱
- ケトル・湯沸かし器
- 調味料 など
キッチンには、便利かつ清潔感を維持できるようなものを用意しておくことをおすすめします。
洗面所・バスルーム
洗面所やバスルームはゲストの清潔さに大きな影響を及ぼす場所であり、その場所が清潔であるほど満足度が高くなります。
ゲストが快適な生活を送るためには清潔さが重要な要素であり、そのためには下記のアメニティを用意しておきましょう。
- シャンプー
- トリートメント
- ボディソープ
- タオル
- バスタオル など
これらを見てみると、洗面所やバスルームに用意するアメニティは消耗品が多いため、欠品には気を付けましょう。
トイレ
人間である以上、生活をしているとトイレは必ず利用するもので、汚れていると使いたくないと感じるものです。
清潔かつ快適さを維持するために、トイレには下記のアメニティを用意しておきましょう。
- トイレットペーパー
- 消臭剤
- 清掃道具
トイレの清掃道具のなかには、掃除に抵抗を持つ人でも心理的負担を軽減できる使い捨てタイプのものもあります。
民泊のアメニティで喜ばれるもの
民泊のアメニティで喜ばれるものは、利用することが考えられるゲストによって変わります。
たとえば、子連れのゲストの場合、遊び道具やお菓子などを置いておくと、両親は親切だと感じるものです。
女性がターゲットの場合、インスタントコーヒーやお茶パックなどを置いておくと、喜ばれる人が多い傾向にあります。
下記は、用意しておくとほかの民泊との差別化を図れるようなアメニティの一例です。
リビング
- 延長コード
- 茶菓子
- メッセージカード
- DVDプレイヤー
- スピーカー など
キッチン
- 食洗器
- ワインなどの栓抜き
- 調理器具
- 家電の取扱説明書
- ウォーターサーバー など
洗面所・バスルーム
- 使い捨ての歯ブラシ
- 使い捨てのクシ
- 使い捨ての洗体用ボディタオル(スポンジ)
- 化粧水・乳液
- 綿棒
- 洗剤・柔軟剤
- 歯磨き粉
- 入浴剤 など
トイレ
- トイレマット
- 生理用品
- ペーパータオル など
アメニティのそろえ方とポイント
このように、民泊に用意するアメニティには場所や用途によりさまざまなものが含まれていることがお分かりいただけたでしょう。
一見、すべて用意しておけばどのようなゲストにも対応ができるだろうと考えられがちです。
しかし、不要なアメニティを購入するとムダな出費が発生するほか、場合によっては無断で持ち帰られる可能性があります。
アメニティのなかには持ち帰りがOKなものがありますが、持って帰ってはいけないものも存在します。
民泊でアメニティを用意する際は、ゲストの視点に立って考えることが重要です。
一利用者として利用している際に不便を感じたとき、その不便さを解消してくれるアメニティがあれば用意するべきです。
たとえば、近隣に薬局がなかった場合、スキンケアや市販薬などを用意しておくと、利便性が向上します。
また、コンビニが周辺になかった場合はウォーターサーバーを設置していると、安全な水をいつでも使えます。
アメニティに高額なコストを掛けたくない場合、100円ショップやまとめ買いサービスを利用してみましょう。
一定の利用者が見込まれている場合、何度も買いに行くよりもある程度在庫しておいた方が、効率が良くなります。
おわりに
本記事では、民泊に必須のアメニティとゲストに喜ばれるアイテムをご紹介しました。
アメニティはゲストの顧客満足度に大きな影響を及ぼす要素であることから、利便性を向上させるものをそろえましょう。
リビングやキッチン、洗面所・バスルーム、トイレといった場所だけではなく、ゲストの性別や年齢なども考慮する必要があります。
利用者目線に立ち、ターゲットに合ったアメニティを用意しておくことで、顧客満足度を高められるでしょう。
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【民泊運営専門家】榊原 啓祐(さかきばら けいすけ)
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。
【民泊運営アドバイザー】田尻 夏樹(たじり なつき)
バチェラー3に出演。温泉ソムリエの資格を持ち、観光系インフルエンサーとしての経験から宿泊業、民泊業に参入。 地域の魅力やおすすめスポットを発見し、快適な滞在に関する情報の発信も。
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